脊髄の各部位からは何対の脊髄神経が出てきて、どのように命名されるのか?
脊髄神経の概要
脊髄からは合計で31対(62本)の脊髄神経が出ます。各対は脊髄の部位ごとに名前が付けられ、頸部、胸部、腰部、仙骨部、尾骨部の5つの領域に分かれます。
1. 頸部(Cervical)
頸部からは8対の神経が出ます。C1からC8まで番号が付けられ、C1は頭蓋骨と第1頸椎の間、残りはそれぞれ対応する頸椎の間から分岐します。
2. 胸部(Thoracic)
胸部からは12対の神経が出ます。T1からT12まで番号が付けられ、各神経は対応する胸椎の間から出てきます。
3. 腰部(Lumbar)
腰部からは5対の神経が出ます。L1からL5まで番号が付けられ、各神経は対応する腰椎の間から分岐します。
4. 仙骨部(Sacral)
仙骨部からは5対の神経が出ます。S1からS5まで番号が付けられ、各神経は対応する仙骨の間から出ます。
5. 尾骨部(Coccygeal)
尾骨部からは1対の神経が出ます。Co1と呼ばれ、尾骨と仙骨の間から分岐します。
※頸部8対、胸部12対、腰部5対、仙骨部5対、尾骨部1対の計31対ですが、下位7対(第15〜31対)は複数の脊髄セグメントから出て骨盤内で腰仙骨神経叢(lumbosacral plexus)を形成します。
神経根の構成
各脊髄神経は、感覚情報を末梢から中枢へ運ぶ背根(dorsal root)と、運動指令を中枢から筋肉へ伝える腹根(ventral root)から構成されています。
