尾骨(尾椎)とは?構造・役割・ケガと対処法
尾骨(尾椎)の構造と位置
尾椎(coccygeal vertebrae)は、脊柱の最下部にある最も小さく、数が4つある椎骨です。これらは癒合して三角形の骨「尾骨(coccyx)」を形成します。尾骨は仙骨のすぐ下、背骨の根元に位置しています。
尾骨の呼称と機能
尾骨は俗に「しっぽの骨」と呼ばれます。哺乳類の多くは尾を持ちますが、人間の尾骨は退化した残存物で、明確な機能はほとんどありません。ただし、骨盤底や直腸を支える補助的な役割や、複数の筋肉・靭帯の付着部として重要です。
付着する筋肉・靭帯
尾骨には仙骨底筋群や尾骨筋、仙腸靭帯などが付着し、骨盤と脊椎の安定に寄与します。
尾骨のケガと症状
転倒、スポーツ中の衝撃、出産時の圧迫などで尾骨は損傷しやすく、痛み、打撲、腫脹が生じます。重度の場合は神経損傷や失禁を伴うこともあります。
治療と対処法
軽度の損傷は安静、冷却、鎮痛薬で対処します。症状が長引く場合や重度の場合は、整形外科での評価の上、必要に応じて手術が検討されます。
