子どもの白内障とは?知っておくべきこと
白内障とは
白内障は、通常は透明な眼の水晶体が濁る状態です。視力低下やまぶしさ、その他の症状を引き起こします。成人に多い病気ですが、子どもにも発症することがあります。
子どもの白内障の原因
原因は必ずしも特定できないことが多いですが、以下のリスク要因が知られています。
- 遺伝性疾患:ダウン症やマルファン症候群など、一部の遺伝性疾患は白内障のリスクを高めます。
- 眼外傷:穿刺傷や鈍的外傷など、目への外傷後に白内障が生じることがあります。
- 特定の薬剤:ステロイドなどの薬剤使用が白内障を誘発することがあります。
- 基礎疾患:糖尿病やガラクトース血症などの代謝性疾患もリスク要因です。
- 早産:早産児は白内障を発症しやすいとされています。
- その他:放射線被曝や喫煙(妊婦の受動喫煙など)も関与する可能性があります。
子どもの白内障の主な症状
症状は濁りの程度により異なりますが、代表的なものは次の通りです。
- 視力低下:片目または両目で視力が低下します。
- まぶしさやハロー:光源の周りに光輪(ハロー)やまぶしさを訴えることがあります。
- 眼振(にゅうがく):目が不随意に速く揺れることがあり、白内障のサインになることがあります。
- 斜視:目が内側または外側にずれることも見られます。
診断方法
小児の白内障は、包括的な眼科検査で診断されます。眼科医はスリットランプや眼底鏡を用いて水晶体の状態を観察し、必要に応じて超音波検査などの画像診断を行います。
治療法
治療は濁りの程度と視力への影響に応じて決定します。軽度の場合は経過観察で済むこともありますが、視力障害が顕著な場合は手術が必要です。
小児白内障手術は通常、外来で行われます。濁った水晶体を除去し、人工の透明レンズ(眼内レンズ)を挿入します。手術は高い成功率を誇り、回復も比較的早いです。
予後
早期に診断・治療すれば、ほとんどの子どもは正常な視力を取り戻すことができます。適切なフォローアップと視覚リハビリテーションが重要です。
