巨大乳頭結膜炎(GPC)とは?

概要

巨大乳頭結膜炎(GPC)は、慢性的なアレルギー性結膜炎で、上まぶたの内側に大きく肉厚な乳頭(乳頭様突起)が増殖します。これらの乳頭が角膜にこすれることで、かゆみ、灼熱感、充血、異物感などの不快な症状が現れます。

主な原因

GPCは以下のようなアレルゲンに対する免疫反応が引き金となります。

  • コンタクトレンズの長時間装着:ソフトレンズに付着したタンパク質や沈着物が結膜を刺激します。
  • 点眼薬や内服薬:緑内障治療薬など、一部の薬剤が副作用としてGPCを引き起こすことがあります。
  • 手術用縫合糸:眼科手術後に縫合糸が原因で乳頭が形成されることがあります。
  • その他のアレルゲン:花粉、ハウスダスト、ペットのフケなども関与します。

症状

  • かゆみ
  • 灼熱感
  • 充血
  • まぶたの腫れ
  • 異物感(目に何かが入っている感じ)
  • 過剰な涙
  • 視界のぼやけ
  • 光過敏

診断

眼科医は症状と視診に基づき診断します。必要に応じて、特殊な染色液(フルオレセインやリトマス)で乳頭を強調し、確定診断を行います。

治療と対策

根本的にはアレルゲンの除去と症状緩和が中心です。

  • コンタクトレンズの使用中止、または素材・装着時間の変更
  • 花粉やハウスダストなどのアレルゲン回避
  • 人工涙液で乾燥と刺激を軽減
  • 冷湿布で腫れを抑える
  • 抗ヒスタミン点眼薬や経口抗ヒスタミン薬でかゆみ・炎症を抑制
  • 重症例では乳頭除去手術が検討されることもあります

予防と日常の注意点

コンタクトレンズ使用者はレンズの清掃・交換を正しく行い、定期的に眼科でチェックを受けましょう。アレルギー体質がある場合は、環境調整や適切な薬物管理が重要です。

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