直接糞便塗抹標本における生理食塩水(NSS)の使用目的は?
生理食塩水(NSS)の役割
直接糞便塗抹標本を観察する際、まず標本上に生理食塩水(Normal Saline, NSS)を滴下します。これは、標本中の寄生虫や細胞をより明瞭に区別できるようにするための一般的な手法です。
特に、Entamoeba histolytica(赤痢アメーバ)と白血球を区別する必要がある場合に有効です。NSSを加えることで、寄生虫の形態がはっきりと浮かび上がり、白血球との混同を防ぎます。
この手順は、疑われるアメーバ性赤痢の診断を迅速かつ正確に行うために、臨床現場で広く採用されています。
