整形手術に伴うリスクと注意点

整形手術は軽微な変更から大規模な手術まで多岐にわたりますが、どの手術でも避けられないリスクがあります。本稿では代表的なリスクとその対策について解説します。

血腫(ヘマトーマ)

手術中の出血は一般的ですが、血腫は血液が固まってできる塊です。疼痛を伴い、放置すると血流や酸素供給が妨げられ、炎症・感染・腫脹、さらには壊死(皮膚死)に至ることがあります。血腫が疑われたら速やかに医師の診察を受け、除去処置を行う必要があります。

壊死(ネクロシス)

壊死は組織が酸素不足や感染により死滅する状態です。特に乳房縮小術、腹部引き締め術(タミータック)、フェイスリフトなどで血流が低下しやすく、喫煙者はリスクが高まります。早期に高気圧酸素療法などで治療すれば進行を食い止められることがあります。

瘢痕(傷跡)

手術後の瘢痕は避けられない副作用の一つです。外科医は目立ちにくい部位に切開を計画しますが、個人差により厚い傷跡や顆粒組織が残ることがあります。多くの場合、時間とともに薄くなりますが、目立つ永久的な瘢痕になるケースもあります。

麻酔に対するアレルギー反応

麻酔薬へのアレルギーは極めて稀ですが、起きた場合は軽度の吐き気や喉の違和感から、重篤なショックや死亡に至ることもあります。術前の問診で既往歴をしっかり確認し、異常があれば代替薬や追加の対策を講じます。

神経障害

手術範囲が広いほど神経損傷のリスクが高まります。感覚麻痺、しびれ、チクチク感から、感覚消失や筋肉麻痺、永続的な筋力低下まで症状は様々です。多くは術後数ヶ月から1年以内に回復しますが、回復しない場合は再建手術が検討されます。

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