ほくろ除去の方法と注意点
メラノーマ(皮膚がん)
最も致死性の高い皮膚がんの一つがメラノーマです。日光曝露が多い人、白い肌の人、家族に皮膚がんの既往がある人に多く見られます。メラノーマはほくろや母斑に似た形で現れ、色や大きさが徐々に変化し、境界が不規則になることが特徴です。出血を伴うことや、傷が治らない場合も警戒サインです。早期に発見すれば治療は比較的容易ですが、放置すると皮膚から全身へ急速に転移します。
ほくろ除去の必要性
ほくろは自宅で切除したり、市販の薬で処置したりすべきではありません。まずはかかりつけ医で診察し、必要に応じて皮膚科医や美容外科医へ紹介してもらいましょう。保険適用は美容目的だけでは認められないことが多く、医師の診断書があると保険請求が通りやすくなります。
ほくろの種類
ほくろは実際には血管の異常である血管腫(赤く盛り上がった斑点)や、加齢とともに現れる老人斑(角化症)、雀斑などさまざまです。雀斑は集合していることが多く、一部は時間とともにほくろへと変化します。異形成ほくろは中心に毛が生えることがあり、サイズが大きくなると見た目が不快になることがあります。
ほくろの除去方法
除去は皮膚科・美容外科・一般医のいずれかの診療室で、無菌状態のもとに行います。医師はまず診察し、表面を削る「シェービング」か、メスで切除する「外科的除去」かを判断します。シェービングはリドカインなどの局所麻酔を使用し、皮膚表面でほくろを削ります。外科的除去はメスでほくろと周囲組織を切り取り、病理検査のために標本を送ります。切除後は絆創膏で覆うか、必要に応じて縫合します。
回復とアフターケア
シェービングの場合、3〜5日で皮膚はほぼ回復します。最初の24時間は出血があるため絆創膏を装着し、かさぶたができてもむやみに剥がさないようにしましょう。外科的除去の場合は縫合糸の抜去時期を医師と確認し、通常は1〜2週間で回復します。術後は患部を清潔に保ち、紫外線を避けることが再発防止につながります。
