子宮全摘出術(ヒステレクトミー)とは何か?
定義と概要
子宮全摘出術(ヒステレクトミー)とは、子宮を外科的に除去する手術です。米国では帝王切開に次いで女性に対して行われる手術の第2位となっています。
子宮全摘出術が必要になる主な理由
- 子宮筋腫:良性腫瘍で、過多月経や疼痛などの症状を引き起こします。
- 子宮内膜症:子宮内膜組織が子宮外に増殖し、疼痛や不妊の原因となります。
- 子宮脱:子宮が膣へ下垂し、不快感や失禁を伴います。
- 子宮・卵巣・卵管のがん:悪性腫瘍が確認された場合に根治的に除去します。
手術方法の種類
- 腹式子宮全摘出術:腹部に切開を入れ、直接子宮を取り除く従来型の方法です。
- 膣式子宮全摘出術:膣から手術を行い、腹部切開が不要です。
- 腹腔鏡下子宮全摘出術:小さな腹部切開からカメラと細い器具を挿入し、内視鏡で手術を行います。
最適な手術法は、患者さんの病状や体型、希望に応じて選択されます。
手術に伴うリスク
- 出血
- 感染症
- 血栓症
- 近隣臓器の損傷
- 失禁
- 不妊(子宮がなくなるため)
術後の回復と生活
大多数の女性は手術後数週間で症状が改善し、日常生活に復帰できます。ただし、回復期間中は安静と適切なケアが重要です。
