ブレース(矯正装置)の合併症と対策

矯正装置(ブレース)は、思春期や大人の歯並びと顎を整え、均一な笑顔を実現します。しかし、適切にケアしなかったり、使用方法が誤っていると、さまざまな合併症が起こることがあります。

後戻り(リラプス)

装置を外した後、歯が元の位置に戻ろうとすることを「後戻り」と呼びます。多くの場合、リテーナー(保持装置)を昼間または夜間に装着することで予防できます。後戻りが強い場合は、再度矯正治療が必要になることもあります。

口内炎・粘膜の傷み

ブレース装着直後は、金属が歯茎や頬の粘膜に刺激を与え、口内炎や擦過傷ができやすくなります。痛みがある部分には矯正用ワックスを貼るか、痛みがひどく出血や潰瘍ができた場合は矯正歯科医に調整を依頼してください。

虫歯・齲蝕

ブレースは歯と歯の間の清掃が難しくなるため、特に若年層で虫歯が増えやすくなります。ブラッシングやフロスを1日2回以上、ブラケットやワイヤーの周りまでしっかり行うことが重要です。怠ると歯の表面や接着部に虫歯や脱灰が発生します。

歯の動揺と根の吸収

矯正治療中は、歯根が歯肉内で少し動くことで歯が正しい位置に移動します。この過程で「歯が揺れる」感覚が生じますが、通常は自然に改善します。稀に根が吸収され、長さが半分以上短くなることがあります。治療期間が長くなるほど、根吸収のリスクは高まります。

定期的なチェックと適切な口腔ケアで、これらの合併症は大幅に予防できます。

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