フェイスリフトの方法と特徴
フェイスリフトは、加齢によるシワやたるみを改善する外科手術です。米国形成外科医会によると、2008年に112,933人がフェイスリフトを受けました。施術方法は患者さんの顔の状態や希望により選択されます。
SMASリフト
表在筋膜系(SMAS)リフトは、首や顎下のたるみ、顔の中部のたるみがあり、45歳以上の方に適しています。頭髪ラインの後ろ、耳の下まで切開し、必要に応じて顎下にも切開を行います。筋膜層を持ち上げて引き締め、余分な組織を除去し、縫合で新しい位置を固定します。
ディーププレーンリフト
ディーププレーンリフトは、皮膚のたるみが強く、顔全体が下がっている場合に有効です。SMASリフトと同様の切開を行いますが、筋膜層より深い層で処置を行います。首のたるみの引き締めにも効果があり、余分な皮膚を除去し、残存組織を再形成します。縫合やステープで固定します。
内視鏡リフト
余分な皮膚や首のたるみが少ない若年層に適した方法です。SMASやディーププレーンに比べ侵襲が少なく、入院や全身麻酔が不要なことが多いです。髪の生え際の裏側に小さな切開を作り、カメラと細い手術器具を挿入してモニターで確認しながら処置します。合併症リスクが低く、回復期間も短いのが特徴です。
ショートスカーリフト
40代~50代で、軽度から中程度のたるみがある方に向いています。耳やこめかみの前方にS字型の短い切開を行い、たるんだ皮膚と支える組織を引き締めます。切開が小さいため回復が早いですが、首や下顔面のたるみには効果が限定的です。
スレッドリフト
30代~40代で、皮膚のたるみが軽い方に適した低侵襲法です。針で特殊なバー付き縫合糸(スレッド)を皮下に挿入し、まぶた、眉毛、口角と鼻の間などを持ち上げます。切開は不要で、糸のフックが皮膚を組織に固定します。
