股関節置換術後のベッドからの起き上がり方
股関節置換術後は、脱臼リスクを減らすために「股関節を60〜90度以上曲げない」などの制限(予防策)が指示されます。そのため、ベッドからの起き上がり方を通常とは異なる方法で行う必要があります。
必要なもの
- ウォーカー、松葉杖、または杖
手順
- ベッド周りの整理
ベッドシーツや毛布などを取り除き、転倒や絡まるのを防ぎます。歩行補助具(ウォーカー、松葉杖、杖)が手の届く位置にあることを確認してください。 - 体の位置を調整
体をベッドの端から約15cm(6インチ)離した位置に置き、手術した側の脚をベッドの端に近づけます。ベッドの端にくっつきすぎないようにし、立ち上がるときの安定感を確保します。足が硬い場合は、足首を回す、つま先を伸ばすなどして軽くほぐしましょう。 - 肩を持ち上げる
腕を体側に下げ、手のひらを腰の近くに置き、肩をベッドから数センチ持ち上げます。このとき肘はベッドに置いたままにします。 - 足をベッド端へ移動
肘で体を支えながら、足をゆっくりとベッドの端へ滑らせます。手術した脚はまっすぐ伸ばし、つま先は上向きにします。脚が曲がりやすい場合は、膝の裏側をベッドに軽く押し付けて固定します。もう一方の脚は膝を軽く曲げ、足裏でベッドを押すとレバー効果が得られます。横向きに体を回す動作は行わないでください。 - 座位へ移行
腕を伸ばしながら脚をベッド端まで出し、体を座らせます。足が床につかない場合は前方に体をずらして足を床に付けます。背中はやや後ろに傾け、手は腰の後ろのベッドに置きます。 - 安定確認
手術していない側の足を床にしっかり置き、手術側の脚はまっすぐ前に伸ばしたままにします。立ち上がる前に体のバランスが取れているか確認してください。 - 立ち上がり
片手でウォーカーや松葉杖を握り、もう片方の手でベッドを押して立ち上がります。立ち上がる際に前かがみにならないよう注意してください。
