ラップバンド手術の概要と注意点
ラップバンド手術とは
ラップバンド(調整式胃バンド)は、胃の上部にシリコン製のバンドを装着し、食事摂取量を制限することで体重減少を促す手術です。侵襲が比較的少ないため、胃バイパス手術の代替として選ばれることがあります。
歴史
1993年9月1日、ベルギーで世界初のラップバンド手術が実施されました。2001年には米国食品医薬品局(FDA)が同手術を承認しました。
適応条件
体重が標準体重より100ポンド以上オーバー、またはBMIが40以上で、かつ18歳以上であることが基本条件とされています。
留意点
35歳以上で、2型糖尿病など健康を著しく脅かす疾患を抱える患者は、手術対象として検討されることがあります。
禁忌事項・特徴
クローン病、門脈圧亢進症、肝硬変、自己免疫疾患などの特定の疾患がある場合は、ラップバンド手術は適さないことがあります。外科医や担当医による詳細な評価が必要です。
リスク・警告
手術には全ての外科手術と同様にリスクが伴います。主な合併症として、手術中・術後の死亡、バンドの拒絶反応による感染、嘔吐・吐き気、胃壁の裂傷による再手術、バンドのずれ、逆流、胃閉塞、呼吸困難などが報告されています。
