レーシック手術の種類と特徴
LASIK(Laser in‑situ Keratomileusis)は、近視、遠視、乱視などの屈折異常を治す最も一般的な眼科手術です。手術は、マイクロケラトームで角膜の表面にフラップ(薄い膜)を作り、エキシマーレーザーで角膜の形状を調整した後、フラップを元に戻すという流れで行われます。縫合は不要で、痛みもほとんどなく、外来で完了します。手術時間は約5分で、術後1〜2日で日常生活に復帰できます。
Wavefront LASIK(カスタムLASIK)
Wavefront LASIKは、個々の眼の形状を3次元で測定するウェーブフロント解析を用いて、患者ごとに最適なレーザー照射パターンを作成する手術です。従来のLASIKに比べて合併症リスクが低く、視力矯正がより精密に行われます。
IntraLase LASIK(ブレードレスLASIK)
IntraLase LASIKは、マイクロケラトームの代わりにフラップ作成用のフラクショナルレーザーを使用します。刃を使わないため、角膜表面の不整や不規則乱視などの合併症が減少し、より安全な手術が可能です。
PRK(光屈折角膜切除術)
PRKはLASIKの前身で、1995年に米FDAの承認を受けました。角膜上皮を除去した上でエキシマーレーザーで角膜形状を整える手術で、角膜が極端に steep(急)または flat(平)な患者や眼球形状が不規則なケースに適しています。
LASEK(レーザー上皮角膜切除術)
LASEKは、角膜が薄い・平坦な患者向けに開発された手術です。マイクロケラトームの代わりにトレフィンという器具で上皮層を剥がし、レーザーで角膜を整形します。回復期間は約4日から1週間です。
Epi‑LASIK
Epi‑LASIKはLASIKとLASEKの手法を組み合わせた方法で、角膜上皮を作る際に高速回転するプラスチックブレードを使用します。軽度の近視患者に適した手術とされています。
CK(導電性角膜形成)
遠視や老眼(老視)に対しては、導電性角膜形成(CK)という手術が選択肢となります。ラジオ波と熱エネルギーで角膜を部分的に収縮させ、屈折力を調整します。
