SLTレーザー治療とは何ですか?
使用目的
SLT(選択的レーザー線維柱帯形成術)は、開放隅角緑内障の患者に対し、眼圧を低下させることを目的とした治療です。高エネルギーのアルゴンレーザー(ALT)とは異なり、低エネルギーのレーザーで排水管を選択的に刺激し、目の液体排出を改善します。
効果
SLTはメラニンを含む線維柱帯細胞だけを標的にし、周囲の組織を損傷しません。その結果、自然な排液機構が活性化され、眼圧が効果的に下がります。
実施方法
外来で行う手技で、患者はスリットランプ装置に座り、眼に麻酔点眼後、特殊なコンタクトレンズを装着します。レーザーは数分間照射され、施術後に眼圧が再測定されます。
利点
- 線維柱帯の選択的細胞のみを刺激するため、組織へのダメージが少なく、必要に応じて再施術が可能です。
- 多くの患者で点眼薬の使用が不要になり、薬代が削減できます。
- 将来の緑内障手術への影響がなく、第一選択肢として推奨されることがあります。
副作用・リスク
施術中に痛みはほとんどありませんが、軽い不快感を感じることがあります。主なリスクは一時的な眼圧上昇、出血、眼表面の刺激、炎症です。稀に白内障や視力低下の可能性もありますが、全身性の副作用はありません。術前に医師がこれらのリスクについて説明します。
