乳房切除術の概要とポイント
乳がんの予防や治療の一環として、乳房切除術(乳房全摘)が必要になることがあります。本稿では、手術の種類、術後の配慮事項、手術時間と入院期間、そして主なリスクについてわかりやすく解説します。
手術の種類
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全摘(シンプルマステクトミー): 麻酔が効いた後、水平または斜めの切開を行い、乳房全体とリンパ節を除去します。手術中にドレーンを挿入し、術後数日でドレーンが抜去されます。
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修正ラジカルマステクトミー: 乳房組織に加えて、脂肪組織とリンパ節も除去します。
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ラジカル(ハルステッド)マステクトミー: 乳房組織、脂肪、リンパ節に加え、胸筋(大胸筋・小胸筋)まで除去します。
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スキン・スパーイングマステクトミー: 皮膚を残すために、乳輪(乳頭周囲)から切開し、乳腺組織だけを除去します。良性腫瘍の場合に用いられた「皮下マステクトミー」も同様です。
術後の配慮
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手術後、乳房再建の方法について外科医と相談できます。再建は手術中または術後に行うことが可能です。約1週間で縫合糸を除去し、吸収性縫合糸の場合は7〜10日で自然に溶けます。手術後48時間は飲酒・機械操作・運転を避け、重要書類への署名は控えてください。
手術時間と入院期間
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手術は外科医や手術方法により1〜2時間程度です。入院は約10日間が目安で、手術の範囲によって変わります。手術前は絶食が必要で、麻酔開始の約6時間前から飲食を控えます。
注意点・リスク
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手術前に合併症や副作用を十分に理解しておくことが重要です。麻酔に対する予期せぬ反応や出血による血栓形成が起こることがあります。術後は感覚異常や疼痛、腕のむくみやリンパ液の滞留、腋窩から手への痛みなどが報告されます。抗生物質投与や理学療法で症状の緩和が期待できます。
