交感神経切除とは?

交感神経切除とは

交感神経切除は、自律神経系の一部である交感神経の一部を切断または除去する外科手術です。交感神経は心拍数や血圧、消化などの無意識的な身体機能を調節しています。交感神経が過剰に働くことで起こる手掌多汗症、ほてり、レイノー病などの症状緩和を目的に行われます。

手術の流れ

手術は局所麻酔または全身麻酔下で行われ、皮膚に切開を入れ、対象となる交感神経節や神経線維を特定して切断または摘出します。多くは日帰り手術で、手術当日または翌日には自宅へ帰ることが可能です。回復は比較的早く、症状が著しく改善する患者が多数報告されています。

主なタイプ

症状に応じて以下のような部位で手術が行われます。

  • 手掌交感神経切除:手のひらの多汗症治療に最も一般的。
  • 顔面交感神経切除:ほてり(顔面紅潮)に対して実施。
  • 腰部交感神経切除:レイノー病や末梢血管障害の治療に使用。

安全性とリスク

手術は比較的安全ですが、感染、出血、神経損傷などの合併症が起こり得ます。特に神経損傷が生じると、ホルネル症候群(眼瞼下垂、縮瞳、顔面の発汗低下)や無汗症(全身または局所的に汗が出なくなる)といった永続的な障害が残ることがあります。

まとめ

交感神経切除は、交感神経の過活動に起因する症状を根本的に改善する有効な手段ですが、手術前にリスクと利益を十分に検討することが重要です。

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