超音波検査の仕組みと流れ
超音波は音波を利用して体内の画像を生成します。臓器や組織、血流の観察に用いられ、X線とは異なり放射線を使用しません。
1. 準備
- 患者は超音波プローブの妨げになるジュエリーや衣類を取り外すよう指示されます。
- 腹部超音波の場合、臓器の可視性を高めるために検査前に大量の水を飲んだり、数時間絶食したりすることがあります。
2. 超音波ジェルの塗布
- 透明な水性ジェルを検査部位に塗布します。このジェルはプローブから体へ音波を効果的に伝える役割を果たします。
3. プローブの当て方
- 超音波技師は対象部位の皮膚上にトランスデューサープローブを置きます。プローブは人間の耳には聞こえない高周波音波を放出します。
- プローブが皮膚と十分に接触するように滑らせながら、音波が適切に体内へ浸透できるよう調整します。
4. 音波と画像の生成
- プローブから放出された音波が体内の組織や臓器に当たると反射し、プローブに戻ります。
- 反射した音波は機械内で電気信号に変換され、リアルタイムでモニターに画像として表示されます。
5. 構造の可視化
- 超音波画像は灰色の濃淡で体内の構造を示します。骨や腫瘍など密度の高い組織は明るく、柔らかい組織は暗く映ります。
- 技師は画像の明瞭度や角度を最適化するために各種設定を調整し、必要な断面や測定を取得します。
6. 記録と診断
- 検査中に短い動画クリップや静止画を保存することがあります。
- 検査後、放射線科医や他の医療専門家が画像を解析し、所見を評価して診断を行います。
超音波検査は通常、痛みがなく非侵襲的で安全です。放射線にさらされることなく、さまざまな疾患の診断や治療経過のモニタリングに有用な情報を提供します。
