緊急手術が必要なとき、食事や飲み物を摂った場合はどうなるか?

初期評価

医療チームはまず患者の状態を評価し、手術の緊急度を判断します。手術が数時間先延ばしできる場合は、自然に胃が空になるのを待つか、胃内容排出を早める薬を投与します。

NPO(絶食・絶飲)

手術が決定したら、すぐに「NPO」すなわち口からの摂取を禁止します。水も含めて何も飲食できません。これは手術中に胃内容物が肺に入る(誤嚥)リスクを減らすためです。

胃減圧

必要に応じて、鼻から胃へ細いチューブ(鼻胃管)を挿入し、胃内容物を吸引します。これにより逆流や誤嚥の危険がさらに低減されます。

迅速シーケンス挿管(RSI)

全身麻酔が必要な場合、迅速シーケンス挿管を行います。鎮静薬と筋弛緩薬で喉の反射を抑え、短時間で気管チューブを確実に装着し、誤嚥を防ぎます。

術中の継続的モニタリング

手術中は血圧、心拍、酸素飽和度、呼吸状態を常時監視し、適切な換気と呼吸管理を行います。

術後管理

手術後も患者は慎重に観察されます。鼻胃管は必要に応じてしばらく残し、胃を休ませることで嘔吐や吐き気を防ぎます。医師の判断で、徐々に経口摂取を再開します。

以上の対策により、緊急手術前に食事や飲み物を摂っていた場合でも、合併症リスクを最小限に抑えることが可能です。

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