自閉症の子どもへの鍼治療の実践ガイド
概要
自閉症は、他者とのコミュニケーション能力に影響を及ぼす発達障害です。スペクトラム障害であり、症状は多様です。言語が出ない、目を合わせるのが苦手といったケースがあり、過活動や学習障害を伴うこともあります。研究では、鍼治療が一部の子どもの自閉症症状改善に有効である可能性が示されています。
必要なもの
- 子どもの発達歴の記録
- 小児鍼灸に特化した鍼灸師のリスト
- 柔らかく快適な衣類
- 評価基準のリスト
手順
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子どもの身体的・精神的な発達を詳細に記録します。歩き始めた時期、言葉を話し始めた時期、歯が生えた時期、読めるようになった時期などを書き留めます。鍼灸は「五遅症候群」として自閉症を捉え、これらの情報をもとに治療方針を決めます。
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小児鍼灸に経験のある鍼灸師を、鍼灸紹介サービスのオンラインディレクトリなどで探します。コミュニケーションに不安を抱える子どもは新しい医師を怖がることがあるため、思いやりがあり優しい対応の方を選びましょう。
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初回の鍼治療前に子どもが過度に刺激されないよう配慮します。静かで安全な環境を整え、不安を感じたときに自ら落ち着けるスペースを用意します。
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診療の2時間前までに軽食やスナックを与え、空腹によるイライラを防ぎます。揚げ物や脂っこい食事は避け、胃腸への負担を減らします。
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鍼灸師に行く前に歯と舌をきれいにします。舌鍼は自閉症治療で注目されており、舌にある40以上のツボが体内の気(エネルギー)の流れを整えるとされています。
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袖やパンツの裾がすぐにまくことのできる、柔らかく動きやすい衣類に着替えさせます。舌鍼に加えて、脾臓や腎臓の気を整える全身鍼も併用されます。
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鍼灸師の施術を見守りながら、柔軟な姿勢で臨みます。最初は針に抵抗を示す子どもも多いですが、痛みがないことが分かると協力的になることが多いです。
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小児科医と鍼灸師とで、治療の進捗を評価する指標を設定します。治療中の行動変化(良い点・悪い点)を記録し、6回以上の施術後に改善が見られることがあります。
