MERSは肺に感染しますか?
感染経路
1. 吸入
MERSコロナウイルスは、感染者が咳やくしゃみ、会話で放出する飛沫を吸い込むことで、人から人へ感染します。感染者と密接に接触すると、これらの飛沫を吸入し、ウイルスが肺に到達します。
2. 接触
ウイルスは汚染された表面や物体にも付着します。ウイルスが付着した表面や物体に触れ、その後目・鼻・口に触れることで感染することがあります。
ウイルスの肺への侵入と症状
感染後、ウイルスは主に下気道の肺細胞に結合し、細胞内で増殖します。その結果、炎症と肺組織の損傷が起こります。症状は曝露後2〜14日で現れ、以下が典型的です。
- 発熱
- 咳
- 呼吸困難または息切れ
- 筋肉痛
- 頭痛
- 倦怠感
- 吐き気・嘔吐
- 下痢
重症例では肺炎や呼吸不全に進行し、生命に関わることがあります。特に慢性肺疾患、糖尿病、免疫不全などの基礎疾患がある人は重症化リスクが高くなります。
予防策
感染リスクを下げるためには、以下の呼吸衛生を徹底しましょう。
- 咳やくしゃみはティッシュで覆う
- 手洗いを頻繁に行う
- 感染者との密接な接触を避ける
- MERSが流行している地域に滞在した後は、呼吸器症状が出た場合は速やかに医療機関を受診する
