耳キャンドルと耳の感染症
耳キャンドルは、ワックスで覆われたリネンや綿の円錐形のものを耳に挿入し、外側を燃やすという手法です。耳垢の除去や副鼻腔の問題、耳の感染症の治療法として宣伝されていますが、実際の効果や安全性には疑問が残ります。
手順
- 被験者は仰向けに横たわります。キャンドルの先端を耳に差し込み、外側の縁に火を点けます。キャンドルの下には、落下した破片を受け止める容器を置きます。
結果
- キャンドルが燃え尽きると、根元に大量のワックスの残りが残ります。支持者はこれを「余分な耳垢」と主張しますが、批判者は単にキャンドル自体が燃えた残りだと指摘しています。
真空効果の主張
- 耳キャンドル愛好者は、円錐形と温かい煙が真空を生み出し、耳道内の耳垢を吸い出すと主張し、耳の感染症や副鼻腔炎、耳痛の緩和につながるとしています。
研究結果
- 1996年に『Laryngoscope』誌に掲載された研究では、耳キャンドルによって真空は発生せず、耳道から耳垢が除去されることもないことが示されました。
危険性
- 同研究は、耳垢が除去されるどころか、燃えたワックスが耳に落下する危険があること、さらには「重篤な怪我」を引き起こす可能性があることを指摘しています。
