耳のろうそく(イヤーキャンディング)の手順と注意点
耳のろうそく(イヤーキャンディング)は、特別に設計されたろうそくを耳道に挿入し、燃やす代替医療法です。炎は耳に直接触れませんが、ろうそくの燃焼により吸引が生じ、耳垢や汚れを除去し、鼻詰まりや顔面筋・関節の痛み、歯痛、慢性的な頭痛などの症状緩和が期待されます。ただし、代替医療全般と同様に、使用前に医療専門家に安全性と有効性を確認してください。
必要な道具
- 耳ろうそく(2本または4本)
- 紙皿またはアルミホイル製のパイ皿
- ライターまたはマッチ
- 小さな水皿
- 枕
- はさみ
- 爪楊枝(ろうの除去用)
必ず自分で行わず、手順に慣れた人に施術してもらいましょう。
ろうそくの使用手順
- 横向きに楽な姿勢で横になり、頭を枕に軽く乗せます。
- 補助者に紙皿またはアルミ皿に直径約1cm(ダイムサイズ)程度の小さな穴を開けてもらい、余分なろうがこぼれないようにします。
- ろうそくの底部を皿に差し込み、軽い角度で自分の耳道に挿入します。痛みや不快感がないことを確認してください。
- 補助者がろうそくに火をつけます。
- 数分燃焼させた後、皿とろうそくを取り外し、耳側の先端に付着したろうを爪楊枝で除去します。
- さらに3〜4分燃焼させたら、再度ろうそくを取り出し、炎が残っているうちに上部の芯を少しだけ切り取ります(炎が消えないように注意)。切り取った芯は水皿に入れます。
- ろうそくを再び耳道に戻し、頭から3インチ(約7.5cm)以上離れた位置で燃焼が続くようにします。
- 同様の手順で反対側の耳も新しいろうそくで行います。
注意事項と医師の見解
米国耳鼻咽喉科医Lisa Roazen博士は、耳ろうそくの効果と安全性に疑問を呈しています。ろうそくは吸引によって耳垢を除去するとされていますが、必要な吸引力は内耳の繊細な組織を損傷する可能性があります。複数の科学的テストでは、ろうそく内部や外部に耳垢が検出されなかったことが報告されています。また、熱いろうが耳に落下しやけどを負うケースも報告されています。耳ろうそくを行う際は、常識的な安全対策を徹底し、医師の助言を参考にしてください。
