紅斑(エリトロメラジア)とは何か?
概要
エリトロメラジア(紅斑)は、手足に激しい灼熱感、紅潮、腫れを伴う稀な疾患です。熱、運動、ストレスなどが誘因となり、日常生活に支障をきたすことがあります。
症状
- 手足の激しい灼熱痛
- 患部の紅潮と腫脹
- 触れると温かい感覚
- 脈打つような拍動感
- 皮膚が張ったように光沢を帯びる
原因
エリトロメラジアは主に以下の2つに分類されます。
- 原発性エリトロメラジア:SCN9A遺伝子の変異により血流調節が乱れ、発症する遺伝性の稀な形態です。
- 続発性エリトロメラジア:基礎疾患が原因で起こります。代表的なものは以下の通りです。
- 骨髄増殖性疾患(真性多血症、本態性血小板症など)
- 末梢神経障害
- 血管炎
- 結合組織疾患
- 薬剤(化学療法薬、ナイアシンなど)
診断
診断は主に患者の訴える症状と身体所見に基づきます。医師は他の類似症状を示す疾患を除外するために血液検査や画像検査を行うことがあります。
治療法
- 冷却療法:氷嚢、冷水浴、エアコンなどで患部を冷やす
- 患部の挙上:腫れを抑えるために足や手を高く保つ
- 圧迫ストッキングの着用
- 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
- カルシウム拮抗薬
- オピオイド系鎮痛薬
- 重症例では外科的介入が検討されることもある
予後・生活のポイント
エリトロメラジアは慢性化しやすく生活の質を低下させますが、適切な治療と生活習慣の工夫(過度な熱やストレスの回避、定期的な冷却など)により症状はコントロール可能です。
