磁石療法のリスクと医療的評価

磁石療法とは

磁石療法(バイオエネルギー療法、磁気療法)は、体の特定部位に磁石を貼付し、電磁エネルギーを調整することで病気や痛みを治すと主張される代替医療です。

施術方法

磁石は粘着テープやジュエリー、ベルト、靴の中敷きなどで皮膚表面に装着します。装着時間は数分から数週間まで様々で、体内に直接作用するわけではないため副作用はほとんどないとされています。

危険性

ペースメーカーや除細動器、インフュージョンポンプなどの医療機器を使用している患者は、磁石が信号を妨げ、機器の正常な動作を阻害するリスクがあります。

警告

米国がん協会や米食品医薬品局(FDA)は、磁石療法をがんや変性疾患、関節炎、循環器系疾患の代替治療として使用することを強く警告しています。従来の医学的治療を放棄して磁石療法だけに頼ると、治療機会を失う恐れがあります。

医療界の見解

医療界のコンセンサスは、磁石療法の効果は逸話的証拠にすぎず、科学的根拠がないというものです。1997年にバイロ大学医学部が行ったポリオ後遺症痛に対する効果を示すとされた研究は、後に広く否定されました。FDAは医療価値が証明されていないとし、連邦取引委員会(FTC)は虚偽広告に対して訴訟を起こしています。

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