医師(MD)とオステオパス(DO)の違いは?

米国では、医師(MD)とオステオパス(DO)はどちらも医療行為の免許を持ち、同様の医学教育を受けますが、いくつかの重要な違いがあります。

教育と研修

MDもDOも4年間の医学部課程を修了します。ただし、DOは追加で「オステオパシー的手技療法(OMM)」の訓練を受けます。OMMは、患者自身の自然治癒力を引き出すハンドオンの手技です。

哲学的な違い

MDは身体を「機械」と捉える傾向が強く、症状や疾患に焦点を当てます。一方、DOは身体全体を統合的に捉え、構造と機能のバランスを重視する全人的アプローチを取ります。

治療アプローチ

MDは薬物療法、外科手術、標準的な医学的処置を中心に治療します。DOはこれらに加えてOMMを組み合わせ、非侵襲的な手技で症状緩和を図ることがあります。

資格取得と免許

MDは米国医師国家試験(USMLE)に合格し、全50州で診療が可能です。DOはオステオパス医国家試験(NBOME)に合格し、同様に全州で診療できます。

診療範囲

多くの州でMDとDOの診療範囲は同等ですが、州によってはDOが外科手術や特定の薬剤処方に制限がある場合があります。

医療費

診療費用は概ね同等ですが、OMMを取り入れる場合は保険適用の有無や追加料金が発生することがあります。

患者満足度

MD・DOともに高い患者満足度が報告されていますが、手技療法を好む患者はDOを選ぶ傾向があります。

まとめ

MDもDOも高度な訓練を受けた医療専門家です。自分に合った医師を選ぶ際は、治療方針や手技への期待感を主治医と相談すると良いでしょう。

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