酸素療法の目的と効果

この惑星に豊富に存在する酸素は生命を支えますが、欠乏すれば病や死につながります。過去100年で医療は、酸素摂取が不十分な患者に酸素を供給することの有益性、時には命を救う効果を明らかにしました。1990年代後半、日本は酸素療法(オゾン療法と呼ばれることもある)を健康増進のトニックとして市場に広め、カリフォルニア州やラスベガスも追随しました。現在、さまざまな酸素療法製品や機器が市場にあふれています。

機能

適切な酸素濃度は細胞の正常な働きに不可欠で、過剰でも不足でも有害です。酸素が不足すると細胞機能が低下し、血液中に不純物が蓄積しやすくなり、健康障害や異常細胞増殖、ウイルス感染のリスクが高まります。大気汚染や加工食品の摂取により新鮮な酸素の吸収が不十分と考える人もおり、活性酸素(酸素分子が3つ結合したもの)を細胞に供給すれば多くの健康問題を予防・改善できるとされています。

特徴

酸素療法は様々な形態があります。医療用以外の製品としては、クリーム、錠剤、フェイシャルトリートメント、注射などがあります。呼吸用の非医療機器は、鼻に差し込む2本のプラスチックチューブを通して新鮮な酸素を吸入させます。医療機器には酸素ボンベ、シリンダー、酸素濃縮器があり、さらに高圧酸素療法では加圧チャンバーに入って治療を行います。

メリット

医療現場では酸素療法を健康トニックとしては推奨しませんが、肺や心臓の疾患など呼吸に影響する病状の患者には酸素投与が行われています。高圧酸素療法は減圧症や一酸化炭素中毒の治療に有効で、放射線治療後の骨や軟部組織の修復、皮膚移植、形成外科手術、潰瘍の治癒促進にも利用されています。さらに、自閉症、糖尿病、脳性麻痺、脳卒中、多発性硬化症などの症状緩和を目指す研究も進んでいます。非医療的に活性酸素を取り入れた利用者は、健康感の向上、ストレス軽減、エネルギー増加、二日酔い・頭痛・副鼻腔症状の緩和を報告しています。

効果

血液や組織の酸素化が進むと細胞機能が活性化し、治癒力や感染防御力が高まります。また、新しい血管や神経の形成が促進されます。高圧酸素療法は腫脹を抑え、急性の脳・脊髄損傷によるダメージを軽減する可能性があります。一方で、酸素ががん細胞やウイルス、真菌、病原性細菌の異常増殖に影響を与える可能性も指摘されています。

留意点

高圧酸素チャンバーは病院や医療施設に設置されており、1回のセッションは90~120分で、効果を得るには複数回の施術が必要です。酸素バーなどの非医療的セッションは1分から20分程度で行われます。

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