酸素飽和度が低下すると皮膚が青くなる理由
シアノーシス(チアノーゼ)とは
酸素飽和度が低下すると、皮膚や粘膜が青紫色に変色します。これは「チアノーゼ」と呼ばれる状態です。
ヘモグロビンの色の変化
赤血球内のタンパク質であるヘモグロビンは、酸素と結合すると鮮やかな赤色を呈します。酸素が不足するとヘモグロビンは脱酸素化され、青みがかっています。
脱酸素ヘモグロビンの光吸収
脱酸素ヘモグロビンは分子構造が変化し、青や紫の光をより多く吸収します。その結果、皮膚や粘膜が青く見えるのです。
酸素飽和度の目安
通常、動脈血の酸素飽和度はパルスオキシメータで95%以上が正常とされます。85%以下に低下すると、肉眼でチアノーゼが認められやすくなります。
チアノーゼが示す可能性のある疾患
呼吸器疾患(喘息、肺炎など)、心血管疾患(心不全など)、血液疾患(メトヘモグロビン血症など)で酸素輸送や利用が障害されると起こります。皮膚や唇の青紫色が持続する場合は、早めに医療機関を受診してください。
