縦隔鏡検査とは?
縦隔鏡検査とは
縦隔鏡検査は、胸部の肺の間にある縦隔を直接観察し、組織を採取できる外科的手技です。全身麻酔下で、首の小さな切開から光源付きの細長いチューブ(縦隔鏡)を挿入し、縦隔内を確認します。
縦隔鏡検査で行えること
- 生検:縦隔リンパ節や異常部位から小さな組織サンプルを採取し、顕微鏡検査で腫大や炎症、疑わしい病変の原因を調べます。
- ステージング:肺がんや食道がんなどの進行度評価に利用し、縦隔内の関与部位を詳細に確認します。
- 縦隔腫瘍の診断:直接観察により、腫瘍や腫大リンパ節の性状・起源を特定します。
縦隔鏡検査が選択される主な状況
- 原因不明の縦隔リンパ節腫大
- がんのステージング(特に肺がん・食道がん)
- 縦隔内の疑わしい病変や腫瘍の評価
- 縦隔感染症や炎症性疾患の診断
- サルコイドーシスや結核など特定の肺疾患の評価
- 縦隔内に異物がある場合の除去
リスクと注意点
他の診断法で十分な情報が得られない場合や、症状の原因を明確にするために縦隔鏡検査が行われます。手術には出血、感染、神経損傷などのリスクが伴うため、実施前に担当医と十分に相談してください。
