ジンチアンバイオレットの口腔治療

ジンチアンバイオレット(ヘキサメチルパロサニリン塩化物)は、水に溶解した紫色の液体です。グラム染色の主要な色素として研究室で使用されるほか、抗菌・抗真菌薬として医療でも利用されています。

主な使用法

  • 最も一般的なのは真菌感染症の予防と治療です。特に口腔カンジダ症(スラッシュ)に効果があります。乳児の舌に1日数回塗布し、母親は授乳時に乳首に塗って再感染を防ぎます。また、足白癬、股部癬、リングワームなど、他の抗真菌薬にアレルギーがある患者にも使用されます。

その他の使用法

  • 外科手術の切開線や処置部位のマーキングに利用されます。かつては指紋採取にも使用されました。また、口内潰瘍や膿痂疹(ほうかしん)の潰瘍治療にも効果があります。

注意点

  • ジンチアンバイオレットは染料性が高く、皮膚や布、その他多孔質の材料に色が付くため、取り扱いには注意が必要です。開いた傷や擦れた皮膚に使用すると刺激を感じることがあります。

入手方法

  • 米国では処方箋不要で購入可能ですが、近年は新しい抗真菌薬が主流となり、入手がやや困難です。薬局やドラッグストアで小瓶(キャップにスポイト付き)として販売されていることがありますが、店頭在庫がない場合は店員に取り寄せを依頼してください。保管は清潔で乾燥した場所が適しています。

アポセカリー(薬舗) - 関連記事