動脈と静脈の違いは何ですか?
動脈と静脈の基本的な違い
動脈と静脈はどちらも循環系の血管ですが、機能と構造が大きく異なります。
動脈(Arteries)
動脈は心臓から全身へ酸素を含んだ血液を運びます。壁が厚く筋肉質で、内腔(血管の内径)は比較的狭いです。この厚い壁は血圧を保ち、血液を効率的に送り出す役割を果たします。
静脈(Veins)
静脈は全身から心臓へ酸素を失った血液を戻す血管です。壁は薄く、筋肉層も少ないため、内腔は広くなっています。広い内腔と弁(バルブ)により、重力に逆らって血液が心臓へ戻りやすくなります。
解剖学的な特徴の比較
- 壁の厚さ:動脈 > 静脈
- 内腔の大きさ:静脈 > 動脈
- 弾性:動脈は高い弾性を持ち、血圧変動に応じて拡張・収縮します。
細小血管との関係
動脈はさらに細かく分岐し、細動脈(arterioles)となって毛細血管へ血液を供給します。一方、静脈は細分化して細静脈(venules)となり、毛細血管からの血液を集めて心臓へ戻します。
