バロレセプター反射と脱水・大量出血が引き起こす急速な脈拍と冷たい湿った皮膚のメカニズム

バロレセプター反射とは

バロレセプターは頸動脈洞や大動脈弓の血管壁に存在する圧感受性細胞で、血圧を常に監視し、脳の延髄に信号を送ります。延髄は心血管系の調節を行い、血圧を一定範囲に保つ役割を担います。

脱水がもたらす影響

脱水により循環血液量が減少し、血圧が低下します。バロレセプターは圧の低下を感知し、以下の補償反応を引き起こします。

  • 心拍数の増加(速脈):血液供給を維持するため、心拍数が上がり、1回拍出量を増やそうとします。
  • 血管収縮:血管が狭くなることで血流抵抗が上がり、血圧上昇を助けます。
  • 冷たく湿った皮膚:体温保持と重要臓器への血流確保のため、皮膚への血流が減少し、表面が冷たく湿った状態になります。

大量出血がもたらす影響

大量出血でも血液量が急激に減少するため、バロレセプターは同様に心拍数増加、血管収縮、冷たい湿った皮膚という補償反応を起こします。

まとめ

脱水も大量出血も血圧低下を招き、バロレセプター反射が心拍数上昇・血管収縮・皮膚冷却という形で血圧を維持しようとします。しかし、根本原因を放置すれば補償機構は限界に達し、重篤な合併症を引き起こす可能性があります。

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