シーク教徒の誕生儀式と命名法

誕生とゆりかごの儀式

シーク教徒の家庭で赤ん坊が誕生すると、家族は喜びの歌を捧げます。グル・グラント・サーヒブの賛美歌が歌われ、花で飾られたゆりかごに赤ん坊が抱かれます。長老やグランティ(司祭)が赤ん坊を抱き、グル・グラント・サーヒブの聖句を耳元でささやき、最初に聞くべきは師の言葉の聖なる音です。同時に神への感謝も捧げられ、誕生の瞬間に子どもはシーク教に正式に迎え入れられたとみなされます。

子どもの名前は、誕生時の星座の頭文字に基づき、アディ・グラント(聖典)から選ばれます。例えば星座の頭文字が「B」の場合、グル・グラント・サーヒブに「B」で始まる全ての候補名がボウルに入れられます。また、フカムナマ(祈祷文)の右ページの最初の文字が子どもの名前の頭文字として用いられます。これにより、シーク教の親は生まれた瞬間から信仰心を育む意図を示します。

命名(Naam Karan)

正式な命名式は、出産後10日目、11日目、または12日目に行われます(家族の都合に合わせて選択)。この日にアクハンド・パスと呼ばれる、グル・グラント・サーヒブを48時間途切れずに朗読する儀式が行われ、読了後に上記と同様のフカムが取られ、赤ん坊に名前が授けられます。選ばれた名前は参列者全員に発表され、続いてカラ・パーシャド(甘い祝福菓子)が配られ、最後にグル・カ・ランガールと呼ばれる無料の共同食事が提供されます。

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