尿にタンパク質や炭水化物がほとんど含まれない理由
尿にタンパク質や炭水化物が含まれないメカニズム
腎臓は非常に選択的なフィルターとして機能します。糸球体濾過バリアは、穴が開いた内皮細胞、糸球体基底膜、そして足細胞のスリットダイアフラムから構成されており、アルブミンなどの大きなタンパク質を濾過液に通さないように設計されています。
一方、ブドウ糖は自由に濾過されますが、近位尿細管にあるナトリウム‑グルコース共輸送体によってほぼ全てが再吸収されます。そのため、通常は尿中に糖が検出されません。
濾過バリアが損なわれたとき
糸球体腎炎、糖尿病性腎症、高血圧などで濾過バリアが障害されると、タンパク質(タンパク尿)やブドウ糖(糖尿)が尿中に漏れ出すことがあります。これらの異常は腎機能低下の早期サインとして臨床で重要な指標となります。
