アリに対するアレルギー
識別
刺すアリ、特に攻撃的なミツバチアリ(ファイアアリ)は毒を注入し、最初は灼熱感と小さな水ぶくれが現れます。ハチやスズメバチに対して感作が高い人は、より重い反応を示すことがあります。
原因
アリの刺傷によるアレルギーは、毒そのものではなく、体内の免疫系が毒と戦う過程で産生される化学物質に対して過敏に反応することが原因です。感受性の程度により、複数回の刺傷後に起こることもあれば、1回の刺傷だけで発症することもあります。
症状
症状は刺傷後15〜30分で現れ、腫れ、蕁麻疹、呼吸困難などが見られます。呼吸困難、嘔吐、胸痛、激しい発汗、言語障害などの重篤な症状が出た場合は、直ちに医療機関を受診してください。
治療法
抗ヒスタミン薬は抗体が引き起こす毒性を抑え、症状を緩和します。重篤な反応の場合はエピネフリン注射が必要です。アレルギー専門医は、感作を低減させるための免疫療法(週1回の注射)を行うこともあります。
頻度
米国では昆虫の刺傷による死亡は年間約40件で、成人の約3%、子どもの1%未満が命に関わる反応を示します。アリの刺傷による死亡は、ミツバチやスズメバチの刺傷に比べて少ないです。
