大工蜂(カーペントリービー)の刺傷反応と対処法
刺されたときの様子
- オスの大工蜂は人に対して攻撃的になることが多いが、針は持っていない。メスは刺激されると刺すことができ、刺された場合は激しい痛みを伴うことがある。
毒の化学成分
- 蜂毒はタンパク質の複合体で、特にメラチンという成分がアレルギー反応を引き起こすと考えられている(Thor Lehnert, Bioenvironmental Bee Laboratory)。ヒスタミンや酵素も含まれ、腫れや痛みの拡散、その他の局所的な反応をもたらす。
一般的な局所反応
- アレルギー体質でない人は、大工蜂に刺されると刺された部位に腫れと赤みが生じるのが一般的である。腫れの程度は注入された毒の量と個人の感受性に左右される。
一般的な自宅での対処法
- 氷や冷たい湿布で冷やすと痛みと腫れが軽減される。
- パパイン酵素を含む肉柔らかし剤は毒タンパク質を分解し、症状緩和を早める可能性がある。
- ステロイド外用薬(コルチゾン)で炎症を抑え、口腔内抗ヒスタミン薬でかゆみや軽度の蕁麻疹を和らげることができる(腫れが中等度の場合)。
アナフィラキシー(命に関わる反応)
- 繰り返し刺されることで免疫が感作され、次回以降の刺傷でアナフィラキシーショックを引き起こすことがある。主な症状は気道収縮、呼吸困難、全身性の蕁麻疹、激しいかゆみ、広範囲の腫れなどである。
- 発症までの時間は個人差があり、刺傷後数分から最大で1時間程度で症状が現れることがある。
アナフィラキシーの緊急処置
- 筋肉内投与のエピネフリン(アドレナリン)は最速かつ最も効果的な治療法で、蜂アレルギー既往者はエピペンを常備していることが多い。
- エピネフリンが入手できない場合は、経口抗ヒスタミン薬を服用させることができるが、必ず緊急医療機関への受診が必要である。
