蜂刺されによるアレルギー反応と対処法
多くの人にとってはただの不快な出来事に過ぎない蜂刺されですが、重度のアレルギーを持つ人にとっては命に関わる危険です。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、毎年40〜50人が蜂刺されによるアナフィラキシーショックで死亡しています。
原因
- 蜂刺されは通常、刺された部位に痛み・腫れ・かゆみを引き起こしますが、重度のアレルギー患者では免疫系が過剰に反応し、抗体が大量に放出されます。この抗体が刺された部位だけでなく、全身の細胞や組織を攻撃し、最悪の場合はアナフィラキシーショックに至り、死に至ることがあります。
予防策
- 蜂に刺されないことが最も確実な予防です。自宅や庭では、茂みを整理し、ハチの巣が作られないようにしましょう。花が多く咲く場所はなるべく避け、特に蜂が活発になる時間帯の近くには近づかないようにします。汗や甘い香りは蜂を誘引するため、清潔な服装で過ごし、香水や香りの強い石鹸・デオドラントは使用しないようにしましょう。屋外では薄手の長袖・長ズボンで身体を覆い、単独の蜂を叩いたり走って追い払おうとすると刺激して刺される可能性があるので注意が必要です。
一般的な対処法
- 刺されたらまず刺針を取り除き、石鹸と水で患部を洗浄します。その後、氷や冷却パックで腫れを抑え、痛みやかゆみが続く場合は市販の抗ヒスタミン薬や鎮痛剤を使用します。
危険サイン
- アレルギー反応が初めてかどうかに関わらず、以下の症状が現れたら緊急性が高いです。咳、かゆみ、鼻水や鼻汁、金属味、胃痛・吐き気、刺された部位以外の腫れ(特に顔や首)、突然の発疹やじんましん、呼吸困難、血圧低下、意識消失などです。
救急対応
- 上記の危険サインが出たら直ちに救急車(日本では119)を呼び、可能であればエピペン(エピネフリン自己注射器)を使用します。アレルギーがある人は常にエピペンを携帯していることが推奨されます。エピペンが手元にない、または使用方法が不明な場合は、すぐに医療機関へ搬送してください。
