コッパーヘッドヘビの特徴と生態
コッパーヘッドヘビ(学名:Agkistrodon contortrix)は、米国中部・東部に分布する毒ヘビです。5つの亜種があり、危険を感じると警告なしに即座に噛みつきます。米国でのヘビ咬傷の大半はコッパーヘッドヘビが原因で、成人への噛み跡は激しい痛みを伴いますが致命的になることは稀です。一方、子どもや小動物にとっては重篤な症状を引き起こすため、噛まれた場合は速やかに医療機関を受診してください。
形状と模様
- 体長は約60〜90センチメートルで、尾は細く先細りします。雌は雄よりやや長くなる傾向があります。
- 体色は薄茶色やオレンジ色が主で、時にピンクが混ざることもあります。体側には茶色の砂時計形(アワーグラス模様)が連なり、腹部は灰色や黒の斑点が大理石模様のように広がります。
- 新生児は鮮やかな黄色い尾を持ち、獲物を誘引する役割を果たします。
生息地
- 単独で生活し、交尾期と冬眠期を除いては他の個体と接触しません。
- 藪や木材の山、湿地帯など隠れ場所がある場所に多く見られます。
- 主に夜行性で、特に夏の暖かく湿度の高い夜に活動しますが、春や秋の昼間に活動することもあります。
- 冬眠は他種のヘビと同じ場所で行うことがあります。
繁殖
- 交尾期(晩春〜初秋)にオス同士が闘い、勝者がメスと交尾します。メスは闘いに敗れたオスや攻撃を退くオスを拒否します。
- メスは1回の出産で最大14匹の子どもを産み、出生時の長さは約20〜25センチメートルです。生まれた子どもはすでに毒牙と毒腺を備えています。
食性
- 顔面の熱感覚孔で温血動物を感知し、主に齧歯類を捕食しますが、トカゲや両生類、鳥類も食べます。
- 年に10〜12回程度しか食事をせず、獲物に毒を注入して血液細胞を破壊し循環不全に陥らせた後、丸呑みして消化します。
