ヘビに噛まれたときの予防と対処法
予防
ヘビは踏みつけられたり、直接挑発されたとき以外は人を攻撃しません。できるだけ刺激しないことが最も重要です。夜間にヘビが多く生息する地域を通る場合は、懐中電灯を持ち、足元を確認しながら歩くと安心です。
毒の有無
地球上には毒蛇よりも無毒のヘビがはるかに多く存在します。無毒のヘビでも噛まれると激しい痛みや感染症のリスクがありますので、噛まれた場合は必ず清潔に処置してください。
ヘビの攻撃距離
映画で見るような長距離のストライクは稀です。ヘビの平均的な攻撃距離は体長の半分程度で、たとえば全長3メートルのヘビでも最大で約1メートル程度しか噛みつくことができません。走っているときはヘビの反射に間に合わないことが多いので、ゆっくり歩き、注意を怠らないことが安全です。
毒ヘビの見分け方
毒ヘビは一般に三角形の頭部、細長い裂け目状の瞳、長い毒牙を持ちます。噛まれた際の傷は牙の先端が作る小さな穿刺傷です。一方、無毒ヘビは歯痕が残りますが、穿刺傷はありません。
噛まれたときの症状
毒ヘビに噛まれた場合、穿刺傷、腫れ、激しい痛みが主な症状です。嘔吐や吐き気、呼吸困難、飲み込みの困難、顔色の蒼白や局所の変色が現れることもあります。アレルギー体質の人はショック症状が出やすいので注意が必要です。
応急処置と治療
最も確実な対処はすぐに医療機関へ搬送することです。まずは石鹸と水で傷口を洗浄し、氷や冷却パックで冷やします。患部の動きを最小限に抑えることで、毒の吸収を遅らせられます。病院では抗毒血清(アンチベノム)を投与し、毒素を中和します。抗毒血清は毒を注入された馬の血清から作られ、ほとんどのケースで有効です。馬アレルギーの人でも、適切な管理のもとで治療が行われます。
