ヘビに噛まれたときに知っておくべきこと
ヘビに噛まれるとは
ヘビに噛まれると、ヘビの歯で皮膚が刺されます。毒を持つヘビは噛むと毒を注入し、痛みや腫れ、吐き気、めまい、さらには麻痺まで様々な症状を引き起こします。
どのヘビが毒を持つのか
世界には約3,500種のヘビがいますが、毒を持つのは約600種です。代表的な毒ヘビの分類は次のとおりです。
- ウロコヘビ科(Viperidae):ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカ大陸に分布するアシジ、マムシ、ガラガラヘビなど。
- エラピ科(Elapidae):コブラ、マンバ、サンショウウオヘビなど。アフリカ、アジア、オーストラリア、アメリカに生息。
- コルブリ科(Colubridae):ブームスラング、ツリーサイプス、キールバックヘビなど。アフリカ、アジア、ヨーロッパ、アメリカに分布。
ヘビに噛まれないための対策
- 地域のヘビを把握する:住んでいる地域に生息する毒ヘビとその生態を学びましょう。
- 保護服を着用する:長袖・長ズボン・頑丈な靴を履き、足元を守ります。
- 決まった道を歩く:草むらや低木の中を抜けず、標識のあるトレイルを利用します。
- 水辺に注意する:ヘビは水辺にいることが多いので、泳いだり足を浸したりする際は慎重に。
- ヘビに触れない:死んでいるように見えても、絶対に手で触れないでください。
ヘビに噛まれたらすべきこと
まずは速やかに医療機関を受診してください。毒ヘビでなくても、傷口が感染する恐れがあります。
- 落ち着く:パニックは血流を増やし、毒の拡散を早めます。
- 付近の装飾品や衣類を外す:腫れが進むのを防ぎます。
- 患部を固定する:余計な動きを抑えて毒の拡散を遅らせます。
- 圧迫包帯を巻く:血流をゆっくりと心臓へ向かうよう、適度な圧力で包帯を巻きます(締めすぎないこと)。
- すぐに医療機関へ:可能なら救急車を呼び、専門医の治療を受けましょう。止血帯は使用しないでください。
予防と応急処置のポイント
- 状況を把握する:咬まれた部位と症状を確認し、軽症か重症か判断します。
- ヘビから距離を取る:捕まえようとせず、刺激しないように遠ざかります。
- 圧迫止血:四肢の咬傷は、心臓に向かって上向きに圧迫包帯を巻きます。
- 患部の固定:動かさないようスリングや棒で支えます。
- 被害者を落ち着かせる:安静に保ち、心拍数と毒の吸収速度を抑えます。
- バイタルサインの確認:訓練を受けている場合は脈拍・呼吸・意識を観察します。
- 速やかな搬送:最寄りの医療機関へ搬送し、救急要請が必要な場合はすぐに電話します。
ヘビ咬傷は「予防が最善の対策」です。日頃から安全確認と知識を身につけ、万が一の時は冷静に対処しましょう。
