子宮頸がんは遺伝しますか?
厳密に言えば、子宮頸がんは遺伝性疾患ではなく、祖先から直接遺伝するわけではありません。ただし、家族に子宮頸がんの既往があることは、個人の発症リスクを高める要因のひとつです。
家族歴
米国がん協会(ACS)によると、近親者に子宮頸がんの既往がある女性は、リスクが大幅に上昇すると報告されています。これは遺伝的要因だけでなく、同じ生活環境や行動様式が影響している可能性があります。
人種・民族
人種によって子宮頸がんの罹患率や死亡率に差があります。Baptist Health Systemsの調査では、アフリカ系アメリカ人、ラテン系女性、ネイティブ・アメリカンの死亡率が他の人種に比べて高いことが示されています。
妊娠中のホルモン(DES)
1940年から1971年にかけて、流産防止の目的で母親に投与された合成エストロゲン・ジエチルスチン(DES)を摂取した女性は、子宮頸がんのリスクがわずかに上昇します。これは米国がん協会が指摘するリスク要因のひとつです。
社会経済的背景
遺伝子とは関係ありませんが、社会経済的地位もリスクに影響します。ACSは、低所得層の女性は婦人科検診やパップスミアの受診機会が限られ、早期発見が遅れがちであると報告しています。
その他のリスク要因
メイヨークリニックが示すその他のリスク要因として、性交渉パートナーの多さ、早期の性交開始、他の性感染症の罹患、免疫機能の低下、喫煙などがあります。
