急性リンパ芽球性白血病の主な症状と対処法
急性リンパ芽球性白血病(ALL)は、主に小児に発症する骨髄・リンパ節・脾臓のがんです。全癌の約20%を占め、子どものがんでは最も頻度が高い疾患です。症状は突然現れ、骨髄機能の低下に伴い貧血や血小板減少、白血球異常、出血傾向などがみられます。
貧血
UCSF小児病院によると、ALLでは骨髄で未成熟なリンパ芽球が過剰に増殖し、正常な赤血球が十分に作られません。その結果、酸素運搬が低下し、子どもは極度の貧血状態になります。
再発性の感染症
貧血が続くと免疫力が低下し、呼吸器感染、細菌・ウイルス感染などが頻繁に起こります。普通なら軽い風邪で済むところも、友達からのわずかな感染で高熱や鼻水、咳が出ることがあります。
関節・骨の痛み
骨髄が未熟な白血球で満杯になると、骨や関節に圧迫が生じます。子どもは足や股関節、膝の痛みを訴えますが、一般的な解熱剤(アスピリンやタイレノール)では改善しにくいことが多いです。
呼吸困難
白血球が胸部の胸腔や肺に浸潤すると、胸部が圧迫され肺が十分に膨らみません。そのため息切れや喘鳴、咳が現れ、急を要する場合があります。
腹部の痛み・膨満感
脾臓や肝臓、腎臓に白血球が集積すると、これらの臓器が腫れます。子どもは腹部の痛みや「満腹感」・膨満感を訴え、内臓の腫れが原因であることが多いです。
