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ヘマトクリット(HCT)とは何か?

ヘマトクリット(HCT)とは

ヘマトクリット(HCT)は、全血中に占める赤血球の体積比率を示す指標です。血液サンプルを遠心分離機で回転させ、試験管底部に沈んだ赤血球の体積を測定して算出します。

正常範囲

成人のヘマトクリットの正常範囲は次の通りです。

  • 男性:40%〜54%
  • 女性:36%〜48%

ヘマトクリットに影響する要因

  • 年齢:加齢に伴いヘマトクリットは低下傾向にあります。
  • 性別:男性は女性よりも一般的に高い値を示します。
  • 人種:アフリカ系アメリカ人は白人よりもやや高い傾向があります。
  • 標高:高地に住む人は酸素不足を補うためヘマトクリットが上昇します。
  • 妊娠:妊娠中は血液量増加に伴いヘマトクリットが低下します。
  • 疾患:貧血、白血病、鎌状赤血球症などの疾患はヘマトクリットに変化をもたらします。

高値・低値が示す意味

ヘマトクリットが高い場合、体が過剰に赤血球を産生している可能性があります(例:多血症)。逆に低い場合は、赤血球が破壊されている、または十分に産生されていない状態(例:貧血)を示唆します。

臨床での位置付け

ヘマトクリットは、全血球計算(CBC)の一項目として日常的に測定されます。全身の健康状態の評価や、特定の疾患の診断に有用な指標です。

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