肝臓の原発性癌とは何か?
定義
原発性肝臓癌は、肝臓で最初に発生するがんです。別の臓器から転移して肝臓にできたがんは転移性肝臓癌と呼ばれます。
主な種類
肝臓の原発性がんには、肝細胞癌(HCC)が最も一般的です。そのほかに、線維層板状癌、胆管癌、肝芽細胞腫、血管肉腫といった稀なタイプもあります。
事実
米国では毎年約14,000人が肝細胞癌で死亡しており、特に男性に多く、発症年齢は50代から60代が中心です。アジアやアフリカでは発症率が高く、地域差が顕著です。
原因
主な原因は肝硬変です。肝硬変は慢性的な肝炎(B型・C型)、自己免疫性肝疾患、長期のアルコール摂取、持続的な肝炎症などが引き起こします。
症状
初期症状は曖昧で診断が遅れがちです。腹部の痛み、黄疸(目や皮膚の黄変)、腹部膨満感、出血傾向や打ち身ができやすくなるなどが見られます。
治療
早期に診断できれば、外科的切除や肝移植が有効です。腫瘍が大きい場合は放射線療法や化学療法で縮小を狙い、分子標的薬のソラフェニブなどが腫瘍増殖を抑制します。
