ステージ3肺がんの予後と治療法
ステージ3肺がんは、がんが肺の表面(胸膜)や胸腔へ広がった状態を指します。放射線療法、手術、化学療法などの治療は依然として可能ですが、予後はステージ3Aと3Bで大きく異なります。
ステージIIIの概要
ステージIIIではがん細胞が肺内部だけでなく、胸腔やリンパ節へも転移しています。治療は継続可能ですが、全体的な生存率は低く、患者ごとに予後は大きく変動します。
3A期の予後
3A期の5年生存率は約23%とされていますが、個人差が大きいです。腫瘍は大きくても小さくても、肺膜や同側のリンパ節へ転移しているものの、体の片側に限定されています。
3A期の治療
この段階でも新しい治療法の臨床試験への参加が推奨されます。従来の治療としては、手術単独、手術+化学療法、化学療法+分子標的薬、放射線療法が挙げられます。手術が不可能な場合は、化学療法が中心となります。
3B期の予後
3B期はより進行した状態で、5年生存率は5%~10%にとどまります。腫瘍は肺だけでなく、遠隔リンパ節や食道、心臓など胸部の他部位にも及び、悪性胸水(がん細胞を含む液体)が認められることがあります。
3B期の治療
3B期は根治的手術が困難ですが、化学療法と放射線療法の併用が一般的です。治療開始から約13か月後に死亡率は50%に達します。
まとめ
3A期・3B期はいずれも予後が厳しい段階ですが、治療選択肢により生存期間の延長が期待できます。がんの進行度合いや患者の全身状態に応じた最適な治療計画が重要です。
