肺がん治療に使用されるアリムタ(ペメトレキシド)
アリムタの概要
アリムタ(ペメトレキシド)は、悪性胸膜中皮腫(MPM)や転移性非鳞状非小細胞肺がん(NSCLC)に対して使用される化学療法薬です。FDAは、手術が不可能なMPM患者やNSCLC患者に対し、シスプラチンと併用することを承認しています。進行した非鳞状NSCLCの場合、既に1回以上の化学療法を受けた後でもアリムタが選択肢となります。
作用機序
- アリムタはがん細胞の増殖に関与する酵素を阻害し、腫瘍の成長を抑制します。
投与方法
- 静脈内注射で投与し、通常は3週間に1回、約10分間で投与します。投与量は患者の体格、全身状態、がんの種類に応じて調整されます。
主な副作用
- 吐き気、嘔吐、口内炎、頭痛、便秘、下痢、食欲不振、眠気、めまい、全身の疼痛などが報告されています。
- 一部の患者では脱毛が見られますが、治療終了後は通常通り再び毛が生えます。
- 葉酸やビタミンB12の投与は、副作用の発生率を低減するのに有効です。
注意事項
- 重度の腎障害を持つ人には使用できません。また、肝障害や貧血・白血球減少症などの血液・骨髄疾患がある場合は慎重に検討する必要があります。
- 治療開始前に、既往歴や現在の健康状態を医師に十分に伝えてください。
薬物相互作用
- プロベネシドやイブプロフェン、ナプロキセンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、アリムタの副作用リスクを高める可能性があります。
- 服用中のすべての薬剤やハーブサプリメントについて、医師や薬剤師に必ず報告してください。
