IV期肺がんの主な合併症
IV期肺がんは、がんが肺や胸腔から肝臓、腎臓、心臓、骨、脳など全身へ広がった最も進行した段階です。この段階では、がんの転移先に応じて深刻な合併症が起こり、生命に危険が及ぶことがあります。
呼吸困難
がんが肺組織を侵食すると、肺活量が低下し、息切れや呼吸困難が生じます。酸素吸入や人工呼吸器が必要になるケースもあります。
気管支炎・肺炎
免疫力低下に伴い、気管支炎や肺炎といった呼吸器感染症にかかりやすくなります。風邪や呼吸器感染症のある人との接触はできるだけ避けるべきです。
臓器障害
がんが他の臓器に転移すると、腎不全や肝機能障害が起こり、場合によっては透析や肝移植が必要になることがあります。
骨合併症
骨への転移は骨折や関節痛、股関節の問題を引き起こします。骨が弱くなることで、日常生活での転倒リスクも高まります。
脳転移(脳腫瘍)
がんが脳に浸潤すると、脳腫瘍を形成し、神経症状や予後不良が見られます。治療は限られ、生存率は低くなることが多いです。
