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アスベストはどこに存在するのか

アスベストは自然に存在する鉱物で、かつては耐火性が高いことから建築や各種産業で広く使用されました。しかし、現在ではその繊維を吸入すると肺がん、悪性中皮腫、石綿肺など深刻な健康被害を引き起こすことが明らかになっており、重大な健康リスクとされています。

アスベストが含まれる代表的な建材・部品

1. 断熱材

配管のラッピングや屋根裏の断熱材として、1970年代後半までに建てられた住宅やビルで広く使用されていました。

2. 天井タイル

耐火性を活かし、商業施設・学校・病院などの天井タイルにアスベストが混入していることが多く見られました。

3. 床タイル・接着剤

ビニール床タイルやそれを貼り付ける接着剤にアスベストが含まれている場合があります。

4. 壁面のテクスチャー材

装飾用の壁面テクスチャーとして、アスベストを含む素材が使用されることがありました。

5. ドライウォールのジョイントパテ

石膏ボードの継ぎ目を埋めるジョイントパテに、強度向上のためにアスベスト繊維が添加されていた例があります。

6. 屋根用シングル(アスベストセメントシングル)

過去にはアスベストセメント製の屋根材が一般的でした。

7. セメントパイプ・板

配管や外壁・屋根用のセメント製品にアスベストが混入していることがあります。

8. 耐熱断熱材

ボイラーや給湯器などの高温機器を保温するための材料に、アスベスト系の耐熱断熱材が使用されていました。

9. ブレーキライニング

1980年代以前に製造された自動車のブレーキライニングには、摩擦係数を高める目的でアスベストが使用されていました。

10. 電気配線の絶縁材

古い電気配線の一部で、絶縁体としてアスベスト繊維が混入しているものがあります。

すべての古い住宅や建物にアスベストがあるわけではありませんが、特に1980年代後半以前に建てられた構造物では残存の可能性が高くなります。アスベストの存在が疑われる場合は、資格を有する除去専門業者に相談し、適切な検査と安全な除去作業を依頼することが重要です。

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