リンパ腫の治療法
リンパ腫は、リンパ節やリンパ組織に腫瘍ができるがんです。主にホジキン病と非ホジキンリンパ腫の2種類に分かれ、顕微鏡での細胞診断で区別されます。治療は病期・グレード・病変部位に応じて選択され、化学療法、放射線療法、分子標的療法、幹細胞移植、ハーブ療法などが行われます。
化学療法
抗がん剤を静脈注射、筋肉注射、または経口投与で行う治療法です。非ホジキンリンパ腫に有効で、放射線療法と併用されることもあります。主な副作用は口内炎、脱毛、食欲不振、インフルエンザ様症状などです。
放射線療法
外部ビームを照射してがん細胞を破壊します。非ホジキンリンパ腫の標準的な治療の一つで、同部位での再発率は約1%です。副作用は吐き気、下痢、皮膚刺激、倦怠感で、長期的には頭痛、肺障害、呼吸困難が報告されています。
生物学的療法(モノクローナル抗体)
リツキシマブ(Rituxan)やベクサール(Bexxar)などのモノクローナル抗体が使用されます。リツキシマブは静脈投与のみで、重篤な副作用は少ないとされています。ベクサールは最初の投与に微量の放射性物質が含まれ、第二回目は放射性ヨウ素です。副作用として発熱、寒気、血球減少が見られることがあります。
幹細胞移植
寛容性(アロジェニック)移植と自己移植(オートジーン)の二つがあり、寛容性は他人からの幹細胞、自己移植は患者自身の幹細胞を使用します。再燃や寛容期のリンパ腫に適応されます。重篤な合併症には肺障害、白内障、不妊、骨障害、閉経様症状などがあります。
ハーブ療法
アストラガルス(黄耆)はT細胞を活性化し、免疫力を高めるとされています。がん細胞や細菌・ウイルスの有害作用を抑える効果が期待されますが、皮膚感染や発熱がある患者は使用を避けるべきです。
