リンパ節除去後に腋窩部が腫れる理由とは
リンパ浮腫とは
腋窩(わきの下)からリンパ節を摘出すると、リンパ液が十分に排出されず、組織にたまることで腫れ(リンパ浮腫)が起こります。リンパ浮腫は、腕のむくみ・不快感・可動域制限などの症状を伴います。
主な原因
リンパ節はリンパ液をろ過し、流れを整える役割があります。摘出により排液経路が途絶えると、リンパ液が局所に蓄積しやすくなります。
1. 瘢痕組織の形成
手術後にできる瘢痕組織がリンパ管を圧迫し、正常な流れを妨げます。
2. 放射線療法
放射線がリンパ管や血管を損傷し、さらに排液機能を低下させます。
3. 感染や炎症
手術部位や腕に感染が起きると炎症が増し、リンパ液の漏出が促進されて腫れが悪化します。
対策と予防
リンパ浮腫は早期発見と適切な管理が重要です。主な対策は次のとおりです。
- 理学療法やストレッチで筋肉ポンプを活性化
- 圧迫衣やバンドでリンパ流をサポート
- マッサージ(リンパドレナージ)で余分な液体を排出
- 腕を高く上げて重力による排液を促進
これらを組み合わせて継続的に行うことで、腫れや不快感を軽減し、合併症のリスクを低減できます。
