神経芽細胞腫の症状
腫瘍
神経芽細胞腫は神経細胞から発生し、無症状で増大します。主に腹部、頸部、胸部に非圧痛性のしこりとして現れます。乳児の場合、皮膚のすぐ下にブルーベリーのような青い小さな腫れが見られることがあります。腹部に腫瘍があると早期に発見できなければ、腹部が膨らむことがあります。
消化器系の症状
食欲不振や排便習慣の変化は初期症状のひとつです。腫瘍が胃を圧迫すると、食事を拒む、または少量しか食べなくなることがあります。便秘や下痢も見られ、食欲低下に伴い体重が減少することがあります。
眼・顔面の症状
神経芽細胞腫は診断前に原発部位から全身へ転移することが多く、顔面の神経が侵されると以下のような症状が現れます。
- 眼球周囲の筋肉の不随意な痙攣や眼瞼下垂
- 眼の周りにくまのような黒いクマができる
- 眼球が突出する(眼球突出)
出血傾向
骨髄に転移すると血小板や赤血球の産生が低下し、止血機能が弱まります。その結果、わずかな切り傷や擦り傷でも止まりにくい出血が起こります。
疼痛
多くの腫瘍は触れても痛みがありませんが、近くの神経や臓器を圧迫すると背部痛、腹部痛、全身の骨痛が生じます。脊髄が圧迫されると脚の痛みや腫れが現れることもあります。
